新コーナーが始まります。

ここ静岡市清水区には、三保の松原、神秘の駿河湾、霊峰富士など、日本人の心を捉える美しい風景があります。
また東海道の名所で華やいだ宿場の街並みが連なり、三保の松原以外にも富士山のビューポイントが数多くあります、
静岡市清水区に焦点をあてて、地域にまつわる話題をシリーズでご紹介します


2013年9月20日金曜日

駿河湾の奇跡「桜えび」その2 ~駿河湾の地形

駿河湾の奇跡「桜えび」その2 ~駿河湾の地形 




桜えびが育つ駿河湾は、最深部が約2800mの日本で一番深い湾である事は広く知られており、東は伊豆半島南端の石廊崎から西は御前崎とを結ぶ線で囲まれる海域で伊豆半島の江浦湾、内浦湾、戸田などの小湾があります。
天然栄養素が豊富な駿河湾は黒潮の分岐が湾内を還流するために外洋性海域の性質をもっており、ブリ・サバ・カツオの漁獲が多く、特産にタカアシガニ・テングサなどがあり、遠洋漁業基地の焼津をはじめ漁港も多いという特徴を持っています。




深海に潜る桜えび
それに加えてここ駿河湾には、富士川・安倍川・大井川などの一級河川が存在し、南アルプスの山々などから多くの天然栄養素(プランクトン)を運び、桜えびを育ててくれています。桜えびはこれらの河川から清流が流れ込む河口沿岸で、明るい昼間は水深200m程の比較的深いところに生息し、夜になると海中を浮遊するプランクトンを食べる為に20m~30m程の所まで群れを作り浮遊します。そしてまた朝になると散って下降していくという日周運動を繰り返す事で生息~繁殖を可能としています。


さて、駿河湾は前途の通り、日本列島はもとより地球上でも有数な急峻な海底地形です。この急峻な駿河湾に隣接しているのが、この地域に住んでいるものなら語らずにはいられない富士山です。
富士山は言うまでもなく日本最高峰の3776mの高さを誇り、駿河湾最深部から富士山頂上を仰ぎ見るとその比高は約6500mという高さにもなります。
日本最高峰の富士山の麓に日本最深の駿河湾が在る。まさに大自然の神秘です。


薩埵峠より富士山を望む

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