駿河湾の奇跡「桜えび」その3 ~桜えび漁法
春と秋に行われる桜えび漁はおなじみですが、日本ひろしと言えども、桜えびがとれるのは、ここ駿河湾だけです。そしてその生態はまだ沢山の謎に包まれています。なかでも最大のなぞが体にある発光器です。桜えびは深い海の底で光って泳いでいるようです。今回は、桜えびの神秘と謎をお話しします。 夕方から夜にかけて行われる桜えび漁は、当日の午後に出漁するかどうかが決められます。出漁が決定すると、120隻もの漁船がいっせいに沖合にある漁場を目指します。120隻のエンジン音と水しぶきは迫力満点です。 |
沖合を目指す漁船
|
| 桜えびは昼間水深200mの深い所に生息していますが、夜になると海面から数十mまで、プランクトンを捕食する為に浮上します。桜えび漁はこの浮上してきたところをねらって網にかけるのです。桜えび漁は一つの網を2艘で曳く2艘びき漁法です。漁船同士、息の合った連携プレイが必要です。網を海に入れて数十分がたち、2艘の船が近づき網をた繰り寄せると網の中は、一面の桜えびです。この時漁師のみなさんは、一段と活気づきます。海中で生息している桜えびは普段食べている桜色の桜えびとは違い、透き通っています。また体の3倍もある長い触覚でバランスをとりながら、海の中を数百メートル泳いで上がったり、潜ったりしているのです。 |
![]() |
2艘びき全景 |
…次回は、いよいよ桜えびの神秘、発光器の謎に迫ります。
にほんブログ村のランキングに参加しています。
↓もしよろしければワンクリックお願いします。

にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿